最終更新日:2016/11/03

仲の悪い兄弟間で相続が発生。兄弟同士、顔を合わさずどう解決するか?

状況

ご相談者様の家族は父、母、妹です。
7年前に父が亡くなりましたが、その時は遺産分割の話し合いがされませんでした。しかし、昨年母も亡くなり、遺産分割が必要になりました。
1番の課題は兄弟間の仲が悪く、当事者では遺産分割協議をまとめられそうにないことでした。亡くなった父名義の土地と建物をどのように処理をするか、専門家が立ち会って相続手続きを行いたいのですが、兄弟間が顔を合わすと、余計に話がもつれてしまう可能性がありました。

当センターの提案&お手伝い

兄弟間の仲は回復しそうになく、このままでは話が永遠に進みそうにありません。そこで、司法書士が相続人の代わりに、相続不動産の売却業務を代行する提案をしました。売却した代金を兄弟間で半分ずつ分け合う方針が一番トラブルなく解決できる方法だと考えたからです。

結果

兄弟の間に立って、郵送やお電話で遺産分割協議がまとまり手続きを無事に進めることができました。父名義だった不動産は2000万円以上の価値があり、売却することにしました。不動産の仲介手数料や司法書士手数料、その他経費を差し引いても1,800万円程度残りました。兄弟間で2分の1である900万円ずつを残金決済時に司法書士から振込をして手続きが完了しました。こうして兄弟間で顔を合わせることなく相続手続きが無事に解決する事ができました。

この記事を書いた司法書士

司法書士 鈴木 喜勝司法書士事務所センス 代表司法書士
【保有資格】: 司法書士、行政書士
【専門分野】: 相続全般、遺言、生前対策、不動産売買
【経歴】: 2010年度行政書士試験合格、2012年度司法書士試験合格。2012年より相続業務をメインとする事務所と不動産売買をメインとする事務所の2事務所に勤務し実務経験を積み、2014年に独立開業。独立後は自身の得意とする相続業務をメインとし、相続のスペシャリストとして相談累計件数は1500件を超える。2024年司法書士事務所センス開業10周年、現在に至る。

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